
こないだ
レイチェルくんに頂いた
エリザベス・コットンのDVDである。
なんかTVショーみたいのに出てインタビューとかされつつ弾いてみせたりしてるのが2編とライブの映像1編である。
物凄く昔の人である。で、まー、知ってる人は知ってるだろうが、現在のいわゆるフィンガーピッキングなんていう弾き方のお手本になったであろう何人かのひとりである。
フィンガーピッキングの教則本なんかには必ずと言っていいほど彼女の『フレイトトレイン』のコピー(?)譜が載ってたりするような。そんな人である。
が、彼女は左利きである。ギターなんかも普通のヤツをただ逆さまに持って、弦もそのままなので上下逆である。
と、いうことは弦を弾く指も上下逆さまである。つまり一般的に右利きだと親指で弾くフレーズを人さし指、人さし指(あるいはくすり指)で弾くとこを親指で弾いてしまう(てか、今は一般的には「それを逆」に置き換えて再現してるわけではあるが)んである。
もちろんコードを押さえたりベースをランニングさせる右手も逆さまに押さえているわけで(汗)左右の手のアップも含めてその一部始終がこのDVDで観ることができる。てか、観てもどうなってんだかさっぱりわからんことには変りはないのではあるけれど(大汗)
あー、しかし、凄いのはそんなことじゃないわけで。
彼女は1895年生まれなわけで、このDVDの最後に収められているライブは1980年なわけで、つまりそのとき彼女はなんと85歳なわけで。
いや、普通85にもなるとどんな名手でもけっこうヨレたりしてるもんだが、彼女はぜんぜんそんなことないわけで、DVDの最初のTVショーかなんかの映像のころ(といってもこのときもうすでに70なんだが)と同じってかむしろより上手くなってんじゃないかと思うほどである。
いや、まー、なんたって人前に出るようになったのがすでに60過ぎてからだっていうからアレなんだけど。
いや、でもね、凄いのはそんなことじゃないわけで。
何が凄いって、その音である。
んー、なんて言ったらいいのかわかんないが..自分のためとそして彼女に弾いてほしいと思う人に聴かせるためだけに弾く音。そんな音である。
彼女は子供たちに弾いて聴かせたり、歌って聴かせるのが好きだったんだそうである。
そしてDVDの最後に収められているライブの聴衆は自分の孫みたいな年の若者である。
まさに彼女が大好きだった「彼女のギターや歌を聴きたがる子供たち」に弾いて聴かせるように。
彼女はこのDVDのライブの7年後、1987年に92歳で亡くなったが、最後まで現役であったと聞く。
僕はまだ彼女の半分と少ししか生きていないが、僕もそんな年まで歌っていることができるだろうか?
あるいはいつか彼女のような音でギターを弾けるようになるんだろうか?
なれたらいいな..と思う。たぶんなれないだろうとは思うけれど..。
amazonで何を読む?聴く?観る?
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