いつだったか
稲生座で、マスターである柴田氏と「ちあきなおみ最高!」みたいな話しをしてて「こないだBSで録ったのがあるから焼いてあげる」なんて柴田氏がおっしゃってて、例によってだいぶ飲んでたんで僕はすっかり忘れてたんだけど(笑)柴田氏はちゃんと覚えてくれていたようで、昨夜「あ、そうそう..」みたいな感じでDVDを頂いて来たのである。
..で、いやー、かなりヤバい!前からそう思ってたけど、こうしてあらためて観てみるとかなりヤバい!てか凄いわけで。
彼女は1947年生まれで、僕より11才年上である。
だもんで、彼女が売れはじめた20才前後のとき僕はまだ小学生で、TVの歌謡番組なんかでかなり頻繁に観たし、ちょうどその活躍をリアルタイムで観ているわけであるが。
最初はわりとアイドルっぽい路線(とはいってもあのころなんで、ベースは演歌だし、わりとセクシーアイドル路線て感じだが)で売り出されたと思うけど、その後どんどん実力派(って、よくわかんない言い方だけど)として台頭して行くわけなんだね。
この番組はそういう彼女のデビューから1992年にその活動の一切を停止してしまうまでの軌跡を追いかけてるんだけど、その当時のインタビューとかもけこうあって「売れなくてはいけない」という部分での彼女の葛藤とか、その後の彼女が進んで行く方向なんかも描かれていて、かなり面白い。
ようするに彼女は昨今の『アーティスト』なんて称されるわけわかんないもんじゃなくて、もうほんとに『歌手』なんだね。
レコーディングではもちろん「売る」ための曲を録るわけだけど、ステージはもうそれこそいろんな曲を彼女の歌い方で歌ってて、これがまた凄く素晴らしいわけで。
『朝日のあたる家』をピアノの伴奏で歌うシーンなんかもあって「わぁ..そういうのもやってたんだなぁ」なんて思ったり、シャンソンぽいのやジャズっぽいのをやってる映像なんかもあったりで、それがもう全部素晴らしくて、もうほんと思わず正座して見入っちゃう(笑)くらい一生懸命観てしまったわけで。
いやー、こんなことしょっちゅう書いてるけど、今ってもうこういう人少なくなったっていうか、いなくなっちゃったなぁ..って。
「歌も歌う」みたいなんじゃなくてね、あきらかに「歌を歌う」人なんだね。まさに『歌手』なわけで。
まさに彼女は「誰のようでもなく、誰も彼女のようにはできない」人である。
きっとこれが「実力」っていうものだし「オリジナリティ」っていうもんなんだとつくづく思う。
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