me&ROADMASTER歌、そして友達、あるいは行商、日々の日記や覚え書きのようなもの。
風に揺れる袖 (2013/12/21/14:14)
今から40数年前、まだ小学校に入っていくらでもないころ、母に連れられて品川のスケート場。
僕は生まれてはじめてのスケードリンク。
母はそういうことが昔からあれこれ上手な人だったけど、怖がって壁から離れない僕に手を焼いているところにどこからともなくスーっと現れた男性が「おいで、おじさんと滑ろう」と手を差しのべた。
驚いたことに彼は片方の腕が肩の付け根からなくて、黒いセーターのからっぽの袖をゆらゆらなびかせながら。
今考えると不思議なくらい、まるで片腕しかないのを感じさせず、彼は僕の手を取って「たいじょうぶ、ちゃんと支えているからね」と。
そして「だいじょうぶ、君は滑れるようになるよ。でも今日は滑らずに歩く練習をしよう」と。
そして僕はなぜか素直に彼と時間いっぱいリンクを滑らずにテクテクと歩いて過ごした。
後に僕はリンクで鬼ごっこができるくらいに滑れるようになるが、たぶんそれはあの日彼に手を引かれてテクテク歩いたおかげなんだと思う。
そして帰り際「じゃあね。またおいで」と彼は手を振った。
が、あれきり彼とは会えなかった。
彼はいったい誰だったんだろう?
今でもふと、いつか見た夢のように想い出す。

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いや、想い出、果てしなく少ないんですけどね。
(きんた)
2013/12/21/16:58 | URL |(trip@vS/RWfqI)
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ブラザー、良い思い出を持っているじゃないか!
(ショータ)
2013/12/21/15:58 | URL |(trip@-)
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